二人の言葉は、今後の活力になる。
どちらも短い言葉ではあるけれど、私のことを大事にしてくれている。 っていうのがメチャクチャ伝わってくるからだと思う。
【 ありがとうございます、頑張ります!! 】と梨乃先輩に送り、そのあとにも【 倉本くんからメッセ行ってると思いますが、今のところ全員無事なのでご心配なく!! 】と追加で送る。
郁也先輩に対しても同じだ。
【 このあと夕食作りと夜の散策がありますが頑張ります!! 】と送り、そして【 倉本くんから施設内の出来事の詳細言ってると思いますが、みんな無事です!! 】と追加で書いた。
既読は……すぐにはつかない。
まだ学校では授業をしてる時間だし、当然と言えば当然だ。
だから私も、そこまで既読に固執することなく画面を閉じた。
……そういえば、桜井先輩からのメッセージは来てなかったな。
まぁ、昼に私が送ったメッセには既読がついていたから全然いいんだけどね。
それにあの時は、私自身 会話を終わらせるような感じで送っちゃったしね。
今はもう倉本くんから連絡が言ってるだろうから、それに対しての連絡が来たらまた話せばいい。
それで十分だ。
と思いながら、スマホをスリープモードにする。
そのあと……静かに静かに息を吐いた。
「……」
……なんだろう。
なんだか……嫌な感じだ。
今この部屋には私以外は誰も居ないのに、部屋のどこかから誰かが見つめてきてるような…そんな気配を感じる。
気のせい…であって欲しいけど、これは気のせいではなさそうだ。
プレイホールに居る女性ではなく、どちらかと言えば男性的な感じがする。
頭のてっぺんから足の爪の先まで、全身を舐め回すかのような…ねっとりとした視線……。
「幽霊が見える私」に気づいて寄ってきたわけではない。と思う。
これは多分、事前に噂として聞いていた「女子の部屋に出る幽霊」だ。



