心霊現象 研究同好会



「智樹さん、あの……色っていうのは、いったい……?」

「あー、これ諏訪ちゃんはわかんない系? じゃあ軽く話しとくけど、「類は友を呼ぶ」っつーのがあるじゃん? 似た者同士は自然と集まる、みたいな意味のやつ。 それってさ、魂の色が似てるからなんだよね」

「……魂……」


「似た色の奴らは自ずと惹かれ合う。 「この人と一緒に居ると落ち着く、心地良い」って思うのは、基本的なカラーが似てるんだよ。 あぁでも、だからって似た色の人と一緒ならなんでも全部 上手く行くってわけじゃないけどね。 世界中どこを探しても「自分」は一人じゃん? だから魂も一人一人違っていて、同じ色は絶対にない。 基本的なカラーが似てても違う部分は当然あるから、意見が食い違って喧嘩もするし、おしどり夫婦と呼ばれてた人でも離婚する。 それに、自分とは全く別の色をした人に心底惹かれる場合もあるしね」

「……なるほど」

「あ、軽くと言いながらメッチャ語っちゃったけど、まぁ何が言いたいかっつーと、リーダーくん以外のメンバーにもあの女が憑く可能性はある。 ってことだよ」



……私たちの班は、魂の色が似た者同士の集まり…らしい。

確かに、一緒に過ごしてて心地良い感じだもんなぁ……。

つまりは、あの女性の幽霊が好む色…ってことか。



「だから智樹さんは、私たちのところに来た時に「危うい」って言ったんですね。 誰か一人に対してじゃなくて、「君ら」って」

「あー、君らの色合いがあまりに綺麗でね、つい。 良いバランスしてるなーって思ったのと同時に、やられる時は一気にやられちまうなーって思っちゃって。 まぁ俺が目を光らせておくうちは大丈夫だよ。 俺が一緒なら、強制的にこっちに引きつけるからさ」



強制的にって…なんか怖い言い方するなぁ……。