クールな許嫁の甘い独り占め。



それからもう少し滑って、桃ちゃんたちと合流して宿に戻った。


「じゃ、私たち露天行ってくるから!」
「行ってきます!」

「行ってらっしゃ〜い」


露天風呂は時間交代制なので、女子の時間の内に行っちゃいます!


「きゃ〜!雪見温泉めっちゃ綺麗…!!」
「しかも誰もいなくて貸切よ!」
「やったね!」


誰もいないうちに堪能しちゃおう!ということで、湯船に浸かって隣の桃ちゃんを思わず凝視してしまう。


「桃ちゃんってそんなにスタイル良かったっけ!?」


元から美ボディだったけど、メリハリがあって艶やかになってるような!?
あとお胸が…明らかに大きくなってますよね?


「そう?部活で動いてるからかしら」
「それにしてもなんか、めっちゃ色っぽくなってる気がする…」
「それは、大志のおかげかもね」
「えっ!?」


た、大志くんのおかげって…!!


「ふーん。その反応だとまだなのね」
「もっ桃ちゃん…っ!!」
「同棲してるのにすごいわね…九竜って。
愛されてるってことじゃない」
「…!」


恥ずかしくなって顔の半分くらいまで湯船に浸かる。

そっか…桃ちゃんと大志くんは、そういうことしてるんだ…。
そうだよね、二人は付き合い出してから長いし…。

この二人って、二人きりの時はどんな感じなんだろ…?
すごくオトナな雰囲気だったりするのかな…?