「リオンちゃんのおかげで成り立ってるよ。ほんとにありがとう!」
「全然!それより、例の衣装完成したよ♪」
「ほんとに!?」
リオンちゃんは私と蒼永の分のコスプレ衣装を作ってくれていたんだけど、ついに完成したんだ!
「そっちもおいおいね!」
「うん、楽しみにしてる!」
「ところで、咲玖ちんはなんで制服なの?」
「あっ」
実は私、クラスTシャツすら着ておらず、完全なる制服姿といういつもの格好をしています…。
「実は寝坊しちゃって…着替える暇がなかったの」
「マジで!?」
「うん、ずっとヘアメイク係で入ってるし」
私は今回ヘアメイク係として入らせてもらってる。
簡単にヘアアレンジしたり、ほんとに軽くメイクする程度なんだけど、これがすごく楽しくて。
今まで人にメイクしたことってなかったけど、かわいくなった!って喜んでもらえるのがとっても嬉しいんだ。
なんだけど、当の私が寝坊したために、顔はすっぴんだし髪はテキトーに結いてるだけという、だいぶ残念な感じになってます…。
「大変じゃない?休めてる?」
「おにぎりは食べたよ。楽しいから全然平気!」
「咲玖ちんてばお人好しだなぁ」
コスプレ慣れしてるリオンちゃんは、今回は軽めということでうさぎの着ぐるみ姿になった。
これくらいならいいでしょ?ということで、私もうさ耳を付けて一緒に撮らせてもらいました。
「それじゃあまたね!また連絡するから〜!」
「またね!来てくれてありがとう!」