「いいねー、そういう女の子、俺は大好きだよ」
映司が感心したようにそう言ってくれた。
「今日は好きなだけ飲んでいいからね。
明智君、お酒のリストを萌絵ちゃんの前に置いてあげて」
トオルは楽しそうにそう言った。
ちょっと離れた場所に座っている謙人は、萌絵と視線を合わせて首を横に振っている。萌絵はその反応に応えて、すぐに首を縦に振った。
明智さんは何も言わずに、メニューリストを萌絵の前に置く。
そして、ホヨンは何も言わない。相変わらず、友達のスタッフと話している。
萌絵にとっては久しぶりの飲み会だった。
トオルや映司ともたくさんの話をした。萌絵のアフリカでの武勇伝を聞いて、皆、よく笑ってくれた。
でも、そんな中、ホヨンは少しだけ萌絵に冷たかった。普段、二人きりが多いせいか、萌絵が必要以上にそう感じてしまうのかもしれない。
ホヨンに対して、萌絵はまるで高級クラブのホステスのようだ。ちゃんと飲んでいるか、お酒がグラスに入っているか、楽しそうにしているか、もう気になって仕方がない。



