恋なんていつかできればいいと思っていた。
友達に彼氏ができるまでは―
「なんで―!!!!」
廊下で思いっきり叫んでしまい、ほとんどの人が見てくるけど気にしない!
「乃野、どんまい。」
そういいながら、肩をたたいてくる親友が恨めしくってキッと睨む。
「なんでなのよー!!!!!」
「男を選んでるからじゃない?」
「ハイスペックな彼氏がほしいじゃん!」
「性格が大事。」
彼氏に連絡を入れてる親友が恨めしい。
この前までは私に彼氏がいたのに!
「ってか、この前の彼氏はどうしたの?」
「別れた。」
いつものこと過ぎて親友が呆れる。
「別れた原因は?」
「一緒にいてもつまんないから。」
男子なんていつもおんなじことばっかり!
誰でもいいからー
「誰か!高スペックな人いないのー!!!!!」
「じゃあ、俺と付き合ってみる?」
「「えっ?」」
振り返った先にいたのは高身長のイケメンだった。
「俺なら大丈夫なんじゃねーの。」
確かに高スペックな男子だ。
でもなぜだろう。嫌な予感しかしない。
「あんた誰。」
「俺は竜弥(たつや)。」
「竜弥ね。私はー」
「乃野だろ?」
「私のこと知ってんの?」
有名だからなとからかい交じりに言われて顔を赤くした。
「なっ!」
「まあ、よろしくな。」
頭に手を置いて去っていく後姿を見る。
正直に言えばカッコイイけど、苦手なタイプだ。
「ちょっと竜弥!」
「おー、乃野じゃねーか。」
どうしたと屋上で寝転がっている彼氏(仮)を見つけて怒った顔をする。
「なんで連絡くれないのよ!!」
昨日送ったお休みも今日送ったおはようにも返事どころか既読もつかない。
「あー、忘れてたわ。」
「最低!最悪!!」
連絡をくれないなんて今までなかったからありえない。
彼女には即連絡が当たり前でしょ。
「乃野、そう怒んな。」
「誰のせいだと思って!」
「おはよう。」
そう優し気な笑顔で言われ、顔が真っ赤に染まる。
「不意打ちなんてずるい…。」
「初心だな。」
そういって勝手に膝の上に頭をのせてきた。
「おもい」
「30分経ったら起こして。」
そういうとすぐにねた彼氏。
「…寝顔が可愛い。」
不覚にもキュンとした。
いままで感じたことのないこの想いはきっと恋なんだと思う。
これが幸せってやつなのかな―
「俺がお前の初めてになってやるよ。」
そんなうれしいことをいわれて私はますます竜弥に恋をした。
友達に彼氏ができるまでは―
「なんで―!!!!」
廊下で思いっきり叫んでしまい、ほとんどの人が見てくるけど気にしない!
「乃野、どんまい。」
そういいながら、肩をたたいてくる親友が恨めしくってキッと睨む。
「なんでなのよー!!!!!」
「男を選んでるからじゃない?」
「ハイスペックな彼氏がほしいじゃん!」
「性格が大事。」
彼氏に連絡を入れてる親友が恨めしい。
この前までは私に彼氏がいたのに!
「ってか、この前の彼氏はどうしたの?」
「別れた。」
いつものこと過ぎて親友が呆れる。
「別れた原因は?」
「一緒にいてもつまんないから。」
男子なんていつもおんなじことばっかり!
誰でもいいからー
「誰か!高スペックな人いないのー!!!!!」
「じゃあ、俺と付き合ってみる?」
「「えっ?」」
振り返った先にいたのは高身長のイケメンだった。
「俺なら大丈夫なんじゃねーの。」
確かに高スペックな男子だ。
でもなぜだろう。嫌な予感しかしない。
「あんた誰。」
「俺は竜弥(たつや)。」
「竜弥ね。私はー」
「乃野だろ?」
「私のこと知ってんの?」
有名だからなとからかい交じりに言われて顔を赤くした。
「なっ!」
「まあ、よろしくな。」
頭に手を置いて去っていく後姿を見る。
正直に言えばカッコイイけど、苦手なタイプだ。
「ちょっと竜弥!」
「おー、乃野じゃねーか。」
どうしたと屋上で寝転がっている彼氏(仮)を見つけて怒った顔をする。
「なんで連絡くれないのよ!!」
昨日送ったお休みも今日送ったおはようにも返事どころか既読もつかない。
「あー、忘れてたわ。」
「最低!最悪!!」
連絡をくれないなんて今までなかったからありえない。
彼女には即連絡が当たり前でしょ。
「乃野、そう怒んな。」
「誰のせいだと思って!」
「おはよう。」
そう優し気な笑顔で言われ、顔が真っ赤に染まる。
「不意打ちなんてずるい…。」
「初心だな。」
そういって勝手に膝の上に頭をのせてきた。
「おもい」
「30分経ったら起こして。」
そういうとすぐにねた彼氏。
「…寝顔が可愛い。」
不覚にもキュンとした。
いままで感じたことのないこの想いはきっと恋なんだと思う。
これが幸せってやつなのかな―
「俺がお前の初めてになってやるよ。」
そんなうれしいことをいわれて私はますます竜弥に恋をした。
