死にたい僕と死んじゃう君

「まぁね。あと一ヶ月くらいなんだって」

そんな……。

「ご、ごめん……。俺、死にたいなんて言って……」

「いいよ。けんちゃんは何も悪くないんだから」

どうして……こんなに優しいんだ……。

いつもそうだ。俺は京子のこの優しさにいつも救われている。

「ありがと……そんなこと言ってくれるの、家族以外に京子だけだよ」

「そうなの?じゃあ私、けんちゃんの特別、だね!」