死にたい僕と死んじゃう君

「ききたいかい?」

「うん。ききたい」

子供たちが、俺にまっすぐ目を向けて早く話してと、促してくる。

「じゃあ話すよ。これは、クラスメイトにいじめられて、死にたがっている男の子と、

 病気になって死にたくなくても死んでしまう女の子の話だよ」

これからも、俺はたくさんの死にたがっている子供たちにこの話をする……。

京子が存在していたことを、この子たちに証明してもらうために……。