死にたい僕と死んじゃう君

もう、限界だった。

堪えていた涙は溢れ出し、膝から崩れ落ちて、ひたすら声を出さずに泣いた。

もう、涙は出し切ったと思っていたのに、いつまでもいつまでも、この涙が枯れることはなかった。


十年後

俺は、社会人になって、病院で働いている。

少しでも、京子のような人生の子を救ってあげたいと思って、この仕事にした。

「先生、私、もう嫌なんだけど……なんで私なの?」

「もういいよ、私、どうせすぐに死ぬんだから」