「いや、いいんだ……」

勇気はそう言うと
少し頬を赤らめたように見えた。

「あ!もうこんな時間だったんだね」

私が時計を見ると22時を指している。
まさかこんなに眠っているとは思わなかった。

「こんなに遅くまでありがとう」

…返事がない勇気。

「遅いし寝ようか?」


「つかさ、ちょっと聞いて欲しいことがあるんだ」