「なんの音だ!!」

「直ちに確認してこい!」

ガストン家の警備員は慌ただしそうに散らばっていく。

ザザッ…!

「計画通りだな、〈Ruby〉」

「うん、上手くいったねっ!」

一方、それを横目に俺達はインカムで話し合う。

そう、計画Aとはハプニングを起こし、警備を薄手にさせるというもの。

「…でも、まだ警備員は多いな。」

「ふふん♪〈Sapphire〉なら余裕でしょ?」

(はぁ、ホントに…)

Rubyの言葉を聞いて俺は呆れる。

「人使い荒いよな…お前。意外と性格悪かったりして…」

「えー、そぉ?まぁ、早くやっちゃって!」