目を見開く私に、横にいた女性スタッフさんが「編集長!」と嗜めてくれた。
言葉にされて改めて言われると…その…恥ずかしすぎる…!
「どうだった?キスしてきた工藤戒李」
「セクハラですよ」
「水野さんさえ良ければ記事に、」
「書くわけないでしょう、水野さんも怒っていいんだからね!」
言われて、苦笑いしか出てこない。
「ったく編集長は、全部ネタにしようとするんだから」
「まぁそのくらい気にしてないってことだ」
そう言われると。申し訳なさは薄れるけど、恥ずかしさが…
「真面目に仕事したんだろ?記事仕上げるんだろ?どんなことがあっても見るやつは見る。気にせず思うままに書いとけばいい」
「…ありがとうございます」
頭を下げる。



