カフェとライター








「俺、別に安否確認したい訳じゃないんだけど」

「…すみません」

なぜ、私が責められてるのだろうと思う気持ち7割。

でも、この言い方。わざわざ家にまでくる行動。待ってたのかな、連絡が欲しかったのかな、と思う気持ち3割。

家に突撃までされて、決して広くない単身用の一般人のワンルームの玄関に佇む今をときめく芸能人と私。



空気は非常に気まずい。まともに2人きりでちゃんと向き合って話すのなんて、京都から帰ってきた以来だ。

京都から帰ってきた後だって、気まずすぎてまともに会話できていなかった。

高校の時は準備室に行かなければ済んだけれど

今回はそうはいかなかったから。

簡単な仕事をする上で必要な会話だけして

お互いキスのことにも触れなかった。


その後すぐ、終了になって、連絡取ることも無くなって…、これでよかったのだろう、と思っていたのに。


「知らないでしょ、」