やっぱり遠い人だなあ。何度も思うけれど、あの約1ヶ月が、幻のようで。
人気に比してキャパの広いステージ、公演回数も増えてきているけれど、それでも元々チケットも当たりにくいから。
後にも先にもこれっきりかもしれない。
しっかりと、目に焼き付ける。
合間合間でしっかりと手を振りファンサービスを貰おうとする編集長たちを冷静に見つめながら、あっという間に、時間は過ぎていって。
「アンコールありがとうございます」
「ありがとうございまーす」
あっという間に予定されていた公演は終わって、
振り返りのような映像が流れた後
今回の LiveTシャツに着替えたメンバーが再登場して歓声に包まれる。
2曲、メドレーで歌った後、少し落ち着く会場。
花道やバックステージ、各々自由に動き回っていたメンバーも、センターステージに再び合流して、汗を拭いたり給水をしたりしながら喋る。
「次が最後かな」
「えーーーー」
残念そうに、会場が一体化して返ってくるリアクションに、ははっと笑うみんな。
「あっという間だったね」
「ほんと、俺たちもあっという間だった」



