カフェとライター

いただくね、そう言って開けはじめる光くんを見つめていれば。

「でもこれ、ほんときれーにとれてるよね

「思った。ドラマじゃん、って思ったもん」

「戒李のこの角度、きれいだよね」

「身長差がなんともさ。戒李が下からなのいいよね」

っ…!なんでみんな、週刊誌で出た写真スマホに入ってるの。というかそのiPadはライブのいろいろを確認するためのものでは…?



どうしてそれに写真の画像が出てるの。

それをみんなで見てるの。

堂々と見せられると、当事者は恥ずかしいのだけど…、、

一応こういう写真と記事が出ると送られてきた時は見たけれど。

それ以来背けてみないようにしていたのでこうして堂々とまた晒されるのはきつい。

複雑そうな顔をする私の反応が面白いのか、悪戯っ子のように笑いながらお菓子を食べ続ける来くんと光くん。

「戒李とはあってないんでしょ?」




「え…、あ、はい。撮られたことがわかった後は、終了って形になったので」

「……戒李も会いたかったと思うけどなー」

可哀想に、本当にそう思っているのかな。そう言いながらもどこか楽しそうに喋る来くんを見る。

「巻いてこないこともないけど、さすがに撮影開始時間は無理だろうね」




「一宮もちゃっかりしてるよな。これ、憂ちゃんがここに来たことまた撮られても、戒李のアリバイしっかりさせとくためにこの時間帯にしたんだろ」



「……会いたくなかった?」

新さんが、開けたお菓子の小袋を私にも渡してくれながら優しく聞いてくれる。