カフェとライター


「連絡先はさすがに交換してるよな……電話はいいぞ?盗聴されてなければ」

「しませんよ」



「電話番号、売ったらいくらで売れるんだろうな」

「最低。会社潰れますよ」













…撮られた写真が公開されて、世間を騒がせている中の次の休日。


「……すみません。ほんっとうに申し訳ありませんでした」




スタジオで練習していると言うメンバーにお詫びの挨拶に来た。


「これ…よろしければ」

密着の合間で知った、皆さん差し入れのお菓子が好きなこと。

中でも絶賛していた地方の名産をオンラインで購入してお渡しする。



しばらくは何から何まで張られてると思え、というか張られてる。

こんな美味しいタイミングないからな。

その編集長の言葉を毎日心の中で反復しているので、買いにいけなかったのもあるけれど。

せめて謝罪に、と震えながら電話したら一宮さんがスタジオ練習のスケジュールを教えてくれた。


差し出したお土産をわー!と嬉しそうに受け取ってくれた光くん。

「憂ちゃん何も悪くないじゃん。謝んなくていいのに」