瞳の中で好きって言って

「…わかった。その条件飲むよ」
「杉崎君!?」
「よし決まり!それじゃ梨菜ちゃん、明日からよろしくね♪」
「え、ちょっと秋元君…!」
機嫌よさそうに秋元君は廊下を歩いて行った。

私は振り返り、杉崎君を問い詰める。
「ねぇ本当にいいの?私の写真が3位以内なんて絶対無理だとは思うけど…
 でもそうじゃなくて、私とペア解消してもいいと思ってるの!?」
「いいわけじゃないけど…俺のせいで今後梨菜に迷惑がかかることについては、
 俺もずっと悩んでたんだよ」
「そんな…。ねぇまだダメなの?私たち、少しは仲良くなれたと思うんだけど。
 まだ私の顔は見れないの?」
「……」
杉崎君はすごく辛そうな顔をした。
「一瞬でいい。一瞬でいいから、私のこと見てほしい。
 もしそれでやっぱりダメだと思ったら、もう二度と見なくて良いから…!」
泣きそうになるのを必死にこらえた。

うつむいていた杉崎君は、少しずつ顔を上げる。

鼓動が高鳴る。
やっと私のこと、見てくれる…?

そして杉崎君の瞳に私が映ったとき―――――