『俺がテストで1位とったらいいたいことがある!…大事な話なんだ!』
「大事な話…か」
大事な話ってなんだろ?
そんなことを毎日考えたながらとうとう迎えたテストの結果発表当日。
私はみっちゃんと一緒に結果を見に行った。
私も今回のテストは力を入れた。
かなりの手応えはあった。
何位かな?
それに上桐は本当に1位を取れるのかな?
私よりも成績低かったと思うけど…。
そんな私が目にしたのは…。
「嘘…」
今まで1位を取り続けていた湊くんが2位で湊くんの上に書かれていた名前は上桐だった。
点数は僅差だった。
2問か3問くらいの差。
「すごい…上桐」
私は驚きと感心で別れた。
まさか本当に上桐が1位を取るなんて…。
そんなに大事な話なの?
私は少し怖くなった。
「千彩20位だよ!頑張ったじゃん!…千彩?」
みっちゃんが声をかけてくれてるけど私は怖くてたまらなかった。
「みっちゃん…私…」
「どうしたの、千彩?」