「うぅ〜、やっぱり今日もカッコイイな」
私は今隣のクラスをのぞいている。
好きな人…湊くんを見ていた。
「みっちゃん…今日も湊くん生きてるよ!」
私は興奮のあまりみっちゃんの腕を勢いよく揺らすと…。
「あー、はいはいそうですねー」
みっちゃんはめんどうそうに言った。
もう、湊くんはあんなにカッコイイのに!
私は頬をぷくっと膨らませた。
「湊くん、好きな人いるかな?それにペアの女の子と進展あったのかな?」
好きな人のことならなんでも知りたい。
特に彼女とか…。
「指原もいいけどさ…あんたね、自分のペアのやつのことも考えなよ」
上桐のことか…。
「考えるって…何を?」
「何をって…あんたねえ…」
「?」
上桐のことも考えてるしある程度のことなら把握してるんだけどな…。
「上桐のことならだいたい知ってるよ?」
「…何を?」
みっちゃんが真顔で信じてないみたいな表情で聞いてきた。
なので私も真顔で答える。