悪魔と私



「!…獣…否、魔物の足跡か…」

「うん。…悪魔一匹だけじゃないみたいだね…」

「ああ……。面倒くさいことになったな…」


「え、何?どうしたの?」



いまいち状況を分かっていないらしいアイルが、目を瞬かせて地面を見る。


「…人間の目じゃ見えねぇよ」


「えーっ?大丈夫。頑張れば見えるって!」


アイルは目を凝らして見ようとする。

つーか、何を頑張るんだ?


「おねーちゃん、頑張るって、何を?」


どうやらサンルドも同じ事を考えていたらしい。


「目に、頑張れって応援するの!」


…答えになってねぇし。

意味分かんねぇし。

応援って何だよ…


サンルドも首を傾げる。


「……もう良い。好きなだけ頑張ってろ…」