「あのね、サン君」
俺の変わりに、アイルがサンルドに説明をする。
「……なんだけど、知らない?」
「え?碧の髪の男の子?…気づかなかったぁ…テレポートしたとき、置いてっちゃったかも☆」
「お前なぁ…」
「クロ、サン君を攻めちゃダメだよ。わざとじゃないんだし…」
「そうだよー。影薄かったんだもん。しょうがないジャン」
「……悪かったですね…!影が薄くて。それは十分知ってますよ…!!」
不意に背後からする、聞きなれた声。
「ルーゼ!」
アイルがドアに向かい、息を切らしてサンを睨んでいるルーゼに飛びつく。
「うわっあ、アイルさん?」
飛びつかれたルーゼはというと、いきなり飛びついてきたアイルに目を丸くし、顔を赤らめ、まるでゆでたこのようだ。
「「へえ、そういうことか」」


