「どおしよぉ……」
どうしたら良いか分からなくなり、その場にへたり込むアイル。
「おねえちゃん。どおしたの?」
不意にどこからか声が聞こえ、その声の方へ視線を移す。
その声を聞いて、クロードは顔をしかめた。
(誰だ…?声からすると、子供だよな…
でも、何故だ?気配を全然感じ取れなかった。
それにこの声…まさか……)
「あれ、サン君だあ!」
アイルがその声の主を『サン』と呼んだ。
(サン…?聞き覚えのある名だな…やっぱり…)
「サン君、何でここに?」
「えっとね、何か懐かしい匂いがしたから来てみたんだ。
ね、クロード様♪」
アイルの質問に、謎めいた返事をするサン。


