「わあ、何…?これ……」


私の目に映ったのは、肌に浮き出た月の形をした模様。



「それは、血の契約をした証のようなものだ。それを、人間にはあまり見せるなよ。これは悪魔と契約した、いまいましい物だという人間もいるからな」


「わかった」


「では、もう行こう。ここはもう危険だ」


「うんっ…」