「おい、お前、何を考えているのだ。闇国王子の、この俺様が自ら教えてやると言ってるのだ。光栄に思え。まずは基本からだな。お前は魔力の器は大きいが、その力を無駄に多く抽出してしまう。だから、少し手加減してやらなくては」
私が黙って考えていると、急に指導をし始めるヴァン。
私、まだ返事してないんだけど…?
「ほら、何してんだ、早くやってみろ」
じゃないと…と、何処に隠し持っていたのか、……を背中の後ろにちらつかせる。
「ひゃッ…はい、やりますやりますぅ―――ッ!!」
慌てて手に神経を集中させて…
「いっけぇ!」
放出ッ
ドガ―――――――…ン
………。
「ぁ…れ?」
「…あれ、じゃない!!何をやってる?俺様に向かって打つとは…どういう根性だ!?
今日はもう良い。疲れた。寝る。じゃあな」
ぽんッ
「消えちゃった…ってゆーか、明日もあるって事!?」


