「それよりも…そう言うんだったら、いつ助けに行けばいいんだ?このままここで待ってろと?」
「そうですね。あちらが動くのを待ちましょう。他にどうすればいいんです、結界で入れないのに?」
負けを認めたくはないが、認めざるを得ない。
サンの言ってる事はすべて正しい。
……だが。
だが、何も出来ずに待っているほど、もどかしいものは無い。
「結界を破ることは出来ないんですか?」
ずっと黙って二人の会話を聞いていたルーゼは、何故最強と呼ばれる二人が、結界を破ると言う方法を口にしないのかと疑問に思い、質問した。
ずいぶんと唐突になってしまったが。
「…そういえば君、何でヘビの姿で喋れてるんですか?」
ああ、そういえば、とクロードも呟く。
「クロードさんの魔力が中途半端なんじゃないですか」
そう、ヘビの姿で呆れたように言う姿は、ちょっと、異常な光景だ。


