「クロード様!ダメです!そっちは……!!」
サンの珍しく焦った様子にも、今はそれどころではない、と言う風に、聞く耳を持たないクロード。
もう少しでアイルに追いつく、という時。
ビリビリビリッッ!!!
「うあぁッ!?」
「だから言ったのに…ッ」
胸を押さえるように倒れこむクロードに、呆れたように駆け寄るサン。
「大丈夫ですか?」
クロードの体には無数の切り傷が付けられ、服は破れ、胸に大きな傷が覗いている。
「大丈夫、に…決まってるだろう?」
「そうですか…でも、早々に治療しなければ。結界に突き進むなんて、無茶しますねぇ…。そこまでアイルが大切ですか?」
サンの言葉にうるさい、と毒づきながらも、かなり苦しそうな様子。


