悪魔と私



「………。」


いつも勝手に漁っては食ってるくせに。

変わりないだろ。


…と思いつつ、大きなため息をつく。

ここでそれを言ってやったら、また何か無理難題を言ってくるだろう。




「どうしたんだろうね」

「そうですね。まぁ、またサンさんが何かしたんじゃないですか?…あぁ見えて、結構黒いですからね…」

「うん、黒いよねぇ、クロ。何であんなに真っ黒な格好してるのかなぁ」

「え、そっちですか!?」

「え?何が??」


サンとクロードのやり取りを見て、彼らの会話が聞こえる由も無いアイルとルーゼは、大きなため息を吐き、悩ましげな表情をするクロードを見て、ただ首を傾げて様子を伺っていた。



「よし、行くぞ」


クロードは何事も無かったかのように言うと、そのまま先頭を歩く。

その後ろをサンが笑みを浮かべてついていき、アイルたちはますます首を傾げた。