悪魔と私



…何であいつがあれと一緒にいるんだ?


クロードはガールの罵りやらを受け流しながら、彼の背後にいる二人、否正確には一人と一匹に、怪訝な表情を浮かべていた。


「おい、何でお前はこの小娘と知り合ったんだ?ただの契約にしては仲がよさ過ぎるだろ」


「あぁ」


質問の内容も、クロードの耳に入ってはいない。

「あぁ」というテキトーな返事は、これで何回目だろうか。


「あぁとは何だ、あぁとは。答える必要が…ぁ?」


そんなテキトーな返事が気に食わなかったのか、食って掛かろうとするガールに後ろにいるルーゼは身を構えるが、彼は思いのほかぐらりと揺らぎ、アイルが肩から落ちそうになる。

すかさず、クロードは受け止めようと駆け寄るが、背後にいたサンに先手を取られる。


サンはアイルをお姫様抱っこすると、嫉妬の目を自分に向けられているのに気づき、微笑しながらクロードにバトンタッチした。


「そんな、やきもち焼かなくても。ぼくはアイルにきょーみないから☆」

「なっ…誰もやきもちなんか焼いてない」

「ふーん?そんなに顔真っ赤なのにぃ?」