悪魔と私


「うわー…キモッ」

犬らしき悪魔たちは、よだれをたらしていて、正直…。

…気分が良いものではない。

だからってそんなに率直に言ってしまえるサンがある意味羨ましい。


「いくら中級悪魔だからって、下級悪魔がこんなに集まればきついってモンだろ?命が惜しかったら今のうちに退散するんだな!」


「まさか。ボク達が、退散するわけないだろ。なぁ、クロード」


もう、様が抜けている。

…ホントにヤバイな……。


俺はあぁ、勝手にしろと答えるとサンの隣に立ち、リーダーらしき悪魔に言い放った。


「それに、まだ俺たちを中級悪魔だと決め付けるのは、早いんじゃないのか?」


「な…!?まさか、じょ、上級悪魔か!?」


さっきまで偉そうな口調だったこの悪魔が、クロードの一言でずいぶんと焦っている。


「そうだって言ったら?」

「…ふん、だからって、この数では無理だろう」


焦りを隠すように、冷静さを装っているが、心の中で相当焦っているのが丸分かりだ。


「さあ、どうかな。雑魚がいくら集まったって、同じだと思うけど?」

「な、なんだと!?もう一度言ってみろ!!」


『雑魚』と言う言葉に腹を立てたのか、顔を赤くし、声を荒げる悪魔。

それに乗って、周りに居る仲間たちも、威嚇したり、唸ったりし始める。