悪魔と私



まぁ、あっちはきっとアイルの魔力か、血を狙っているだろうから、そのほうが良いが。



「こんなところまでやって来るとは…大したものだな」


暗闇からぬっと出てきたのは、形は犬みたいで、口がさけ、そこからよだれがたれ出ている、見ていると吐き気がしそうな悪魔。


「下級悪魔か…楽勝だな」

「そうだね…でも、こんな弱いのが守人なわけないよ」

「ああ、これは偵察だな」


悪魔には、ランクがあり、動物などの形をしているのが下級悪魔、人型が中級悪魔だ。

…そして、その中で姿を変えることができるのが、上級悪魔だ。

俺やサンルドは、その上級悪魔になる。


アイルのほうを見ると、暗くて悪魔が見えてなく、何が起こったのか分からない様だ。


…都合が良い。


もしあいつを見たら、吐き気がしてくるだろうしな。

人間は弱いし。


そう、心の中で思っているクロードとは反対に、悪魔を見て楽しそうに笑うサン。