一瞬でも、一秒でも、繭の存在を忘れることを赦してくれない。
幸せを感じているときぐらい忘れさせてくれてもいいじゃないか!そんなふうに繭に訴えたいが、赦してくれるはずがない。
何故なら、あのときに繭と約束したからだ。
「うん、そうだね……」
ただそれだけしか返せなかった。
自分で自分の嫌なところを、触れたくなかったことをえぐってしまった。
自業自得か……。
もう何も考えたくない。もう逃げてしまいたいと思った。
嗚呼、なんて自分勝手なんだろう。
幸せを感じているときぐらい忘れさせてくれてもいいじゃないか!そんなふうに繭に訴えたいが、赦してくれるはずがない。
何故なら、あのときに繭と約束したからだ。
「うん、そうだね……」
ただそれだけしか返せなかった。
自分で自分の嫌なところを、触れたくなかったことをえぐってしまった。
自業自得か……。
もう何も考えたくない。もう逃げてしまいたいと思った。
嗚呼、なんて自分勝手なんだろう。
