私にはもう、朝は来ない。

私が救急車に乗せられたのはちょっとしたかすり傷などの手当などが理由だった。

車内は繭を病院に着くまで少しでも助かるように……。

そんな空気で満たされていた。

そんな中私は、あのとき手を伸ばしておけば何かが変わっていたのかなと、センチメンタルな気分に酔っていた。

車酔いでは無く。

病院に着くと繭の両親と私の両親と想がいた。

「流花っ!特に大きな怪我が無くてよかった……」