私にはもう、朝は来ない。

「流花?どうしたの、そんな顔して。小テストの結果が悪かったからって落ち込まないでよー」

そんな風に私を元気つけてくれている時だった。

「繭っ!危ないっ!」

車が繭の方へ突っ込んできた。

私はすぐ、繭の方へ手を伸ばした。

あと少し、手を伸ばせばとどく距離なのに私は腕を伸ばすのを辞めた。

あの言葉達が私の心を黒く染めた。

ここで手を伸ばさなければ繭は想の大切な人にならないかもしれないと。