「身体が敏感になってて、そこに強い刺激与えたらどーなる?」
「イジワルしないで……っ」
「狂って乱れる叶琳も見てみたい」
残ってるわずかな力で、顔を隠そうとしたって。
夜紘くんは阻止してくる。
「どんな叶琳もかわいーよ」
「っ……」
変なの……。
夜紘くんからの“可愛い”にちょっとドキドキしてる。
それから授業が終わるまで。
「……叶琳もっと」
「や、ひろ……く……んっ」
「キスきもちいい? もっとしたい?」
「あぅ……っん」
ふたりでみんなに言えないことしてたのは秘密。
* * *
学校から帰ってきても、隙を見つけては夜紘くんが甘えてくるわけで。
陽世くんがお風呂に入ってるとき。
「ねー……叶琳」
「なぁに?」
ソファでくつろいでると。

