「授業中……なのに」
「顔が拒否してないよ」
危険な笑みを浮かべて、ベッドを隠すように……カーテンを閉めた。
簡単な密室空間。
「叶琳のぜんぶに甘いことしてあげる」
「……やっ、服の中に手入れちゃ……ぅ」
指先でピタッと触れて、ツーッとなぞって。
夜紘くんに触れられたら、身体は簡単に熱を帯び始める。
「ほらこんなわかりやすく反応してんのに」
「ん……夜紘くんが、触る……からぁ……」
「俺が触るから……なに?」
「や……っ」
肌を撫でながら、唇にふにふに触れてきて。
もう冷静な思考なんてどこかいっちゃいそう……っ。
「今キスしたら極上にきもちいいだろうね」
「止まって、やひろくんっ……」
「叶琳の甘いフェロモンに俺もクラクラしてんの」
じっと見つめ合ってるだけなのに、甘い香りがさらに強くなって引き寄せてくる。

