死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。

「あの、それ、でなんだけど」
少し涙目になりながら、国上は途切れ途切れ話す。

「お前に手紙渡してって言われたやつ、あれ、なんて書いてあった?」


「え、あ、うーんと……」
な、なんて言えばいいんだろう。告白?でも違うし…。なんだか色々と勘違いされそうなので、言い訳をしようかと迷っていた。

でも、私は言い訳とか嘘つくのが苦手なのだ。


「好きとか、言われた?」



「ちがっ………いや、なんというか………あ、えっとね」


私は、あのそうじ場所が同じな心ちゃんについた嘘を言おうとひらめいた。 


「あの、爽玖くんに落とし物を…届けて、もらった、だけ」



「ふーん。その為に手紙を?」



うぐっ、そうか、手紙………。



「き、几帳面な人でね!」


だから私は嘘が苦手…。

「あっそ。別にそれはどうでもよくないけどいいが」

「うん?」
続きがありそうな口調。次の言葉を待つ。