死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。



「あ?ははっお前もしかして好きなの?近藤んこと。」


「え」


「「え」だってー!!!絶対好きじゃんー」

どうして、こうなるんだろう。

「ちがう。もうやめなよってこと!」


「夏菜ぁーははっ」


パチンッッ


私は、いじめっ子の頬に思いっきりビンタしていた。

赤く腫れた頬。


「あ」


「「「「「「「あ」」」」」」」

「あ」

「あ」

いじめっ子、クラスの子、私、そして、


「こんどう」

ニコッと笑った。怖かった。


でも。


「ごめんね。今まで、」

クラスメイト、近藤、いじめっ子、みんなみんな、この教室だけ別空間になったみたいに、ぽかんとして私を見ていた。