死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。


「もしかにして…爽玖くんの事…好きとかなの?」 


「いえ!別に好きじゃないです」
 
堂々と笑顔で言う彼女に笑ってしまった。

な、なんだ。女の子、爽玖くんのこと好きだと思った。
こういうパターンは少女漫画とかでよくある。


「あ、ああそうなんだ。じゃ、じゃあなんで聞いたの?」


また重くならないように軽い口調で。



「ふしぎな子なので。」


「ふしぎな…こ?」


おっ。これは、爽玖くんを知れるいい機会にかるかも。


「私、新川くんと同じクラスなんですけど、恋愛的にとかじゃなくて、不思議な子で気になってて。」




私も深く同意する。

彼は不思議な人すぎて、私以外の人も気になってるんだ。