死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。


私は今日、困っていた緑さんを助けた。

のかは分からない。ただ、付いていただけかもしれない。


私はヒーローになれたかな。


そう、不意に思うのだった。



−昔は、ヒーローだった。と思う。




明るくて、ヒーローに憧れて、いつも笑顔で、純粋で、優しくて。

そんな、過去だったと思う。



今。今を考えたら、最悪だな。


私は多分、わからないんだと思う。
本当の自分が。


明るく思われるように、空気を考えるのがもう嫌で。すべてを笑うようにしていた。


笑うのはいいことだと思う。

けど、疲れた。

爽玖くんが、私の自分自身を暴いてくれて。やっと自分のSOSに気づいた。



気づけた。後は。


それからが。わからない。

 
本当の自分を、見つけたい。



ずっと笑ってたから。わからないんだ。