死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。



でも、私は緑さんの言葉が気になっていた。

2人とも頑張ってね!夏菜ちゃん。応援してるよ。−−

これは、どういう意味だろうか…。。


勉強や進路があるから、頑張ってということだろうか。

それ、とも……



「おーい!夏菜さん?」

私の眼の前で手をふる。


「へ?え?あ、ごめん」

私は我に返る。


「はてな、付きすぎですよ。」


そう言って、少し爽玖くんは笑う。



「もしかして…」


もしかして、私は…



「あのラブストーリーから抜け出してきてくださーい」


「は、はい!」


私は思わず吹き出す。


「いやー。ラブラブしてましたね」

爽玖くんが恋愛話を!?珍しい。


「そうだよね。なんであそこにいたの?」


行き止まりなはず。あそこには、扉を開けると運動場に続く小さな道があると聞く。

私は通ったことないけど。

どうしてあの場に運動場へ続く道があるのかわからないけれど。



「あそこで空を見てました」



「…?空?」


「はい。今日は…特別晴れていたので。ごめんなさい。委員会もあって遅れてしまって……」


「あ、ああ。全然大丈夫!」