高校一年生 白野 雪 (シラノ ユキ)
(恋愛漫画や小説が大好き!恋愛の事になると一直線の女の子)
高校一年生 黒川 朔良 (クロカワ サクラ)
(雪の幼馴染み。昔転校して以来会うのは9年ぶり。昔から雪に一途)
~雪~
pp ッpp ッppppppppp !!(あ、これ目覚ましね)
みなさん、おはようごさいます。雪でございます。
わたしは今日から晴れて高校生です。しかも今日は入学式。
…素晴らしい!!なんて清々しい朝だ!!
おっと、キャラ崩壊しました。んんん!!
すみませんね、みなさん、今日は待ちに待った入学式ですので
テンション爆上がりしました(; ・`ω・´)
えっと師匠によると(師匠とは恋愛漫画です)入学式当日は遅刻してパン
くわえて街角でイケメンとぶつかる…とかいてある…。
…でもわたしの朝は早い。髪や身だしなみチェックのために
起きるのは5時半。ご飯はお腹なるのがいやだからしっかりご飯派。
学校は8時までに行けば良いしいろんな道探検しよっかなぁ~
…と思い今現在絶賛迷子中
「え、なんで!?ここさっき来たような気がする…」
ホントにヤバイかもです。あ、でもこれなら角でイケメンとぶつかれるか
もしれない!!と思い角に到着。
「っ~。よし!!準備は整った。あとはイケメンとぶつかるのみ!!
覚悟決めろわたし!!…いくぞ…せぇーのー!!!」
タタンッ シィーン
「はぁ~やっぱりダメか~漫画みたいにそう上手くは行かないよね…」
とふりかえったその時…!!
ドンッ
うおっ/うわぁ!!
ドテェ「イッタ…あ、すみません急に振り返って…」
と顔を上げ相手を見たら…
「っうわぁ!!!!え、ご、ごご、ごめんさいいいいい( ´;゚;∀;゚;)」
とんだイケメンだった…
あ、おい!とそのイケメンさんがわたしの名前を読んでいるなんてね
~学校~
ダッシュしていると同じ高校の生徒と一緒になって無事着いた!
「うわ~とんだ災難だったねぇ~」
他人事のように話すのはわたしの親友、杉本 佐奈
通称、さっちゃん!!姉御肌で中学校からずっーといっしょ!
白野、と、杉本、で出席番号は毎回前後だから席も前後なんだよねぇ
しかも、ある意味凄くて…何とわたしの周り全員女子なんです!!
いやめっちゃうれしいよ!?!!知らない男子よりかは良いと思う
よ!?…だけどさ…漫画みたいに隣にイケメンが!!!
がしたいじゃんか。
「あら、わたしは雪と近くでうれしいわよ?」
「わたしもめっちゃうれじいよぉぉありがどぉ~!!」
「あはは!わたしもよ。ところでイケメンとぶつかるために
角までいく雪の一直線のところ好きよ…」
「う~!結果オーライだったのに色気ない声出して、全力疾走
までしちゃったよ( ´;゚;∀;゚;)しかも昔かわいい幼馴染み
からもらったハンカチ落としてきたかもだし…」
「あ~あの雪に散々聞かされたあのさくちゃん、っていうかわいい女の
子からもらったやつ?」
「そうそう!さくちゃんはね!!」
「9年前に転校した幼馴染みでしょ?今まで沢山聞いてきたわ。」
「むぅ~もう一回話してやろうと思ったのにぃ~」
とその時、勢いよく教室の扉が空いた
キャーーーー え、だれ!? あのイケメン!? 嘘だれあれ!!
などのうちのクラスの女子が騒ぎ始めた
…んでそのイケメンが読んでいるのは…なぜかわたしの名前…
「白野 雪さんいますか?」
ぎゃー!!白雪あんただって!!まじかー!!
などと。あ、白雪はわたしのあだ名らしいみんなそう読んでるけど
わたしはあだ名負けしてるような気がするのはまたのち程。
「後で詳しく聞かせなさいよ!!」とさっちゃん。
~廊下~
「えっとなんのようですか…?(この人イケメンだけどさっき
わたしの名前読んでたよね??え、なにストーカー?!?!?)」
「っぷ、あははは!なにこいつストーカー!?見たいな顔してるね
ほんと昔から顔にすぐ出るんだから」
「っえ?」
「んの前に、はいこれ。今朝俺とぶつかったときに落としたよ」
「あー!!あのときの!ありがとうございます。よかった!!幼馴染
みからもらった大事なハンカチ!!よがだ!ありがとうございま
す!命の恩人です!」
「命の恩人は大袈裟だよ笑 …へぇ~幼馴染みそんなに好きなんだぁ
~?ゆーちゃんは」
「はい!大好きです!さくちゃん、っていうかわいい女の子なんですけど
小さい頃沢山遊んでですねぇ~ってまぁ9年前の話なんですけどね。」
「はっ?おん…?は?」
「あれ、どうかしました?あ、そういえばお名前は…」
キーンコーンカーンコーン~
「っくそ、タイミング悪っひとまず話したいことあるから昼休
み屋上来て」
「は、え?」
先生「はぁーいみんな教室もどれ~」
~授業中~
入学式は2時間で終わってそれから授業だけど話が全然入ってこない…
さらっていってたけど、あのイケメンさんわたしの事
ゆーちゃんって読んでなかった?…それは昔少数の人たちから呼ばれてただけで今呼ぶ人は少ないよね…?あ、でもあだ名なんて相手が自分の事呼び易いようにつけるものであって…そう呼ぶ人もいるのかも…?
んで結局先生の話しは右から入って左から出たような感じ
そしてついに昼休み…。
~in屋上~
「お、来たか!ついでに昼飯一緒くおーぜ!」
「はぁい。あ、そういえばどうしてわたしの名前を知ってたんですか?」
「やっぱ行きなり来るか…俺も確認したいんだけど…」
「おまえの幼馴染みの名前は?」
「え?さくちゃん…ですけど…?」
「本名は?」
「さくちゃんとしか読んでなかったので恥ずかしながら分からん…」
「まぁいい。それより肝心な性別は?」
「女です」
「…そのさくちゃんが俺って言ったらどうする…?」
「え?さくちゃんは女の子ですよ?」
「まぁ昔は顔はかわいい方って言われてたけどゆーちゃんに女と
思われてたとは…さくちゃんは俺だよ。小1の時に転校して今
年こっちに戻ってきた。」
「え~!!さくちゃんなの!?!?え、ちょ、まっまじ!?」
(でもゆーちゃんって呼ぶのはさくちゃんとさくちゃんママ、パパだ
けだったし)
「そうだよ。…それとさ、あの結婚の約束は覚えてる…?」
「っえ?」
ー回想シーンー
「ゆーちゃん!!大きくなったらぼくと結婚してください!!」
「え!ゆーちゃんもさくちゃんのことだいすき!結婚する!!」
「パァアほんと!!よかった!!じゃあ約束だよ!」
「うん約束!!」
ー回想シーン終わりー
「っえ!でも!あれは昔の約束で!!」
「俺は昔から今まで気持ちは変わらないよ。ずっとゆーちゃんのことが
大好きだよ」
「ッー!!」
「でも、9年間の穴は大きいから今からまた本気出してもう一回口説
き落とす。」
「それでまた昔みたいに俺を好きになってくれたらその時はまた返事
をちょうだい。」
「コクコク!!」
「よかった、それじゃこれからもよろしくねゆーちゃん」
師匠、知らなかったよ…。漫画とか小説の中である恋愛が
こんなにもうれしくて楽しいものなんて…。
ううん。こんな物語、話初めて…!!
これからは自分で自分の物語を進めて行こう!!
ーおしまい。ー