ウィルフレッド殿下とのお茶会はとても久しぶりです。どれだけ振りでしょうか……と考えていたら。

「125日振りです」

 ノーマン(執事)がチラリと私を見て微笑んだ。


「どうして分かるの?……心の中まで読まないで! 怖いじゃないの」

 ノーマンが怖い……どうして分かったのだろう。


「お嬢様は単純だから、心配ですよ」

 さらっとバカを見るような顔で微笑んだ。もう話すのをやめよう……どうせ口論にもならないもの!