星くんは私以外に懐かない

不意に星くんの方を見ると美味しそうにシュークリームを食べてくる星くん。

いつもはマスクをしているからいつもと違う感じがした。

あれっ?

星くんの顔見たことあるような…

気のせいか

「…俺の顔になんかついてる?」

へっ、

あっ、

見過ぎてた…

「ううん。ついてないです。」

と、言って私はそっぽを向いてしまった。

すると、星くんは最後の一口をパクッと食べて言った。



「芽衣何年?」

「高1です…」

「タメじゃん。いいよ敬語なしで」

「は、、うん」

最初は怖い人だと思ってたけど…

話しかけにくいって思ってたけど…