星くんは私以外に懐かない

【sied白雪芽衣】

星くん…

「喋ってくれてありがとう」

「…ん」

「つ、辛くなったら、ううん、なんでもいいから何かあったら私に気軽に話してね。解決することはできないかもしれないけど、解決できるように一緒に考えることはできるから…!私を頼ってね…
あ、私のことが苦手とかじゃなかったらだけど、」


「ありがとう…芽衣は大丈夫」

星くんは少し照れ臭そうにそう言ってくれた。

「実は…私も人見知りで嫌いまでではないけど、男の人には苦手意識があって…だけど、星くんとだけはなぜか喋れたんだよね…」
 

「俺も、芽衣は特別」

特別…か、

嬉しい…

思わず顔がニヤけるところだった。

とゆうかほとんどニヤけてたと思う。


「てか、ごめん、帰るの止めちゃってもう暗いな。」

「ううん!大丈夫!」

私と星くんは話をしていたカフェを出て駅に向かって歩き出した。


「あっ!星くん!遠足の班一緒にしよ!」

私はそう言った。

美玲ちゃんと、私、星くんと、詩音くんの4人にしよっかねと美玲ちゃんと話していたのだ。

「する」

そう言って私の頭を撫でた。