星くんは私以外に懐かない

「いや、大丈夫です」

俺はそう言ってドアを閉めようとしたら…

「君、ゆうとさんに似てるねー、ね、ちょっとだけだから!」

と、俺の腕を引っ張る。


俺は手足が震えて…足が、手が動かしたいのに動かせない。

小5の俺の力じゃ振り払えないほど強く、無理やり玄関に入ってきた。

そして、俺は玄関に押し倒された。

ドンと鈍い音が部屋に響き、それに気づいた妃菜が「おにーちゃ…」


「お兄ちゃん!」

そんな叫ぶ妃菜を無視して、俺の服に手を入れ出しその女。

「…や、だ、」


俺は抵抗するが、無理だった。

声を出せ…出て…

「助けて!」