星くんは私以外に懐かない

と、星くんは私の頭をヨシヨシと撫でた。

昨日から何故かすごい撫でてくる星くん。

「芽衣。あの人だれ?」

と、私の後ろにいた白石先輩を見た。

あっ、、

えっと、、


「初めまして、芽衣ちゃんと同じ高校の白石久貴といいます。」

と、星くんに近づいて言った白石先輩。

「ん。どうも」

「芽衣行こっ」と、私の手を引いて歩き出した。


えっ、

ちょっ、

私は白石先輩にぺこっとお辞儀をして星くんについて行った。


白石先輩は特に着いてきてはいなかった。

「芽衣。あの人と付き合ってるの?」

なんて、聞いてくるもんだから全力で否定した。