バレンタインの次の日

今はお昼休み。

教室で美玲ちゃんとお昼を食べてると、

「「きゃ〜〜〜〜」」

と、廊下から悲鳴?が聞こえた。

すると、美玲ちゃんが
「この辺でこの悲鳴珍しいねー」
と。


確かにこの悲鳴はあまり聞かない。

私と美玲ちゃんは特に気にせずお昼を食べ始めた。

私が卵焼きを口に入れようとした時、
前のドアが開いて、「芽衣ちゃんいるー?」

と、誰が男の人の低い声で私の名前を呼んだ。

また、そん瞬間「「きゃーー」」と、女の子たちの悲鳴が響く。

男の子に友達なんてほぼいない私の名前を呼ぶのは、あの昨日の人。

「あっ、いたいたー」

なんて、何も躊躇なく私のクラスに入ってくる白石先輩。


「芽衣ちゃん。一緒にお昼食べよっ♪」

この人は馬鹿なのだろうか…

今私美玲ちゃんと食べるじゃないか。