星くんは私以外に懐かない

「好きです!」

さすがバレンタイン。

私はゴミ捨て場に行こうとしたところそこで告白現場を見てしまった…

見ちゃいけないてわかってるけど、気になる…


「…ごめん」

男の子はそう冷たそうに言った。


「…そっか、ご、ごめんね」

と、言っている女の子の、目からはすごい涙が出ていた。

女の子はその場から走り去ってしまった。

最悪私がいることはバレなかった。


多分悲しくてそれどころではなかったんだろう。

なんて、考えてると、


「へぇー。覗き見?」

と、私の顔の近くにある顔。