星くんは私以外に懐かない

「おっけー行ってきまーす」

と言って玄関の方まで行った。

学校は指定のローファーがあるためいつもは履いて行けないお気に入りの黒のブーツを履いた。

そして玄関の扉を開けた。

ふぅー

白い息が舞い上がった。

さすが一月だ。

私は鍵をかけて行こうとした所。


隣の家のドアも開いた。

朝と同じ光景だな…

なんて思ってるとそこからは星くんが出てきた。


「芽衣じゃん。どうしたの?」

「あ。、お使い頼まれて…星くんは?」

「ん?俺も」


なんて言って一緒に歩き出した。

ここからスーパーは歩いて15分ぐらい。

この辺のスーパーなんてそこしかないから自然的に同じ方向に足を進める


「何頼まれたの?」

「卵と、牛乳とネギ」

「ふーん」

自分から聞いといて…ふーんて…