星くんは私以外に懐かない

「てか、聞いて〜」

そう言いながら走って私の席まで来た美玲ちゃん。

風に乗って美玲ちゃんお花のいい匂いがした。

「どうしたの?」

「昨日さー」

なんて、美玲ちゃんの惚気話を聞く。

彼氏の話をする美玲ちゃんはいつもキラキラしていてかっこいいし、かわいい。


そんな話を聞いているといつのまにか時間は過ぎホームルームが始まる時間に。

クラスには生徒がほとんど来ていた。





「芽衣ー。ごめんおつかい頼んでいい?」

と、テレビを見ている私に言ってくるお母さん


「いいよー」

テレビも暇つぶしで見てたわけで特に見たいテレビなわけではなかったため了承した。

私は自分の部屋からコートとマフラーを取った。


「ありがとねー。これっお願いね」

そう言ってお使いのメモが書かれた紙もお金を渡された。